GUCCIの歴史
グッチオ・グッチは、1881年、イタリア フィレンツェ生まれ。
1923年、「GUCCI」をオープン。旅行鞄と馬具の製造販売と修理を行う。
乗馬をテーマにしたコレクションが人気を集め、馬具の腹帯から着想を得たシェリーラインはGUCCIを代表するモチーフとなる。
「バンブー」「ビットモカシン」等、ブランドアイコンも生み出し、一気に高級ブランドとして成長したが、内部抗争に不況があおり、1989年、グッチ一族での経営は終わりを迎える。
ドーン・メローを迎え、生まれ変わったGUCCIは、間もなくトム・フォードがクリエイティブ ディレクターに就任、時代にフィットしたコレクションは大成功を収め、業界にも大きな影響を与える。
Tom Ford / トム・フォード
1962年、アメリカ テキサス州生まれ。
10代をニューメキシコ州で過ごし、ニューヨーク大学で美術史を学ぶ。
俳優を志すが、アートやファッションに興味を持ち、ニューヨーク大での在学期間1年でニューヨークのパーソンズに編入。
キャシー・ハードウィックのデザインスタジオ、ペリー・エリスを経て、
1994年、GUCCIのクリエイティブ ディレクターに就任した。
2001年、YVES SAINT LAURENTのクリエイティブ ディレクターに就任。
2004年にGUCCI、YVES SAINT LAURENT 共にクリエイティブ ディレクターを退任。(後任はレディースにアレッサンドロ・ファキネッティ、メンズにジョン・レイ。)
2005年、自身の名前を冠した、TOM FORDを設立。
2009年には、「シングルマン」で映画監督デビューも果たす。
Alessandra Facchinetti / アレッサンドラ・ファキネッティ
1972年生まれ。
ベルガモスクールオブアートを卒業後、マランゴーニインスティテュートオブミラノで学ぶ。
1993年、miu miuでファッションデザイナーとしてのキャリアをスタート。
ウィメンズ、メンズコレクションのデザインブランド コーディネーターとなる。
2000年にはGUCCIに加わり、トム・フォードの傍らでデザインディレクターを務め、
2004年、レディーズラインのクリエイティブ ディレクターに就任した。
2005年に退任。(後任はフリーダ・ジャンニーニ。)
2006年、MONCLERへ移り、ガム・ルージュを立ち上げる。
2007年、VALENTINOのプレタポルテとオートクチュールのクリエイティブ ディレクターに就任。
2014年、TOD’Sのクリエイティブ ディレクターに就任。
2016年に退任。
John Ray / ジョン・レイ
スコットランド生まれ。
セントマーチンズ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業後、キャサリン・ハムネットで働く。
1996年、GUCCIに入社。
2004年にGUCCIのメンズ クリエイティブ ディレクターに就任。
2006年に退任。
2012年、dunhillのクリエイティブ ディレクターに就任。
2016年に退任。
2017年、トーマス・ピンクのクリエイティブ ディレクターに就任。
Frida Giannini / フリーダ・ジャンニーニ
1972年、イタリア ローマ生まれ。
ローマ・ファッションアカデミーを卒業。
1997年、FENDIに入り、ウェアやレザーグッズのデザインを担当。
2002年にGUCCIにハンドバッグデザインのディレクターとして入社。
その後、アクセサリーラインのクリエイティブ ディレクターなどを経て、ジュエリー、シューズ、バッグ、時計などのデザイナーを統括。
2005年にはレディースウェアライン、
2006年にはメンズウェアラインのクリエイティブ ディレクターに就任。
2015年、夫であるGUCCIのCEOの退任と共に、自身もクリエイティブディレクターから退任。(後任はアレッサンドロ・ミケーレ。)
Alessandro Michele / アレッサンドロ・ミケーレ
1973年、イタリア ローマ生まれ。
ローマ・ファッションアカデミーを卒業後、FENDIのシニア・アクセサリーデザイナーを担当。
2002年、GUCCIのデザインオフィスに入社。
2006年、レザーグッズのデザインディレクターを担当。
2011年にはフリーダ・ジャンニーニに次ぐ、アソシエイト・クリエイティブ ディレクターに就任。
2015年、GUCCIのクリエイティブ ディレクターに就任した。
歴代デザイナー
WOMENS | MENS |
1923~ グッチオ・グッチ | |
1989~ ドーン・メロー | |
1990~ トム・フォード | ドーン・メロー |
1994~ トム・フォード | |
2004~ アレッサンドラ・ファキネッティ | 2004~ ジョン・レイ |
2005~ フリーダ・ジャンニーニ | |
2006~ フリーダ・ジャンニーニ | |
2015~ アレッサンドロ・ミゲーレ |